英語は絶対、勉強するな

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「英語は絶対、勉強するな」という本があります。
韓国の著者によって書かれた本で、まず韓国で流行した後に2000年前半に日本でも発売され、ベストセラーとなりました。

私はこのタイトル(タイトルだけ!)に共感して本を入手しました。
(※実際のこの本の中身はタイトルとは裏腹に非常にタフな学習論で、しかも必ずその通りにしなければ効果がないというもので、私はその内容に懐疑的です)

私が「英語は絶対、勉強するな」というフレーズに賛成の理由は、英語自体は目的とすべき対象ではなく、たんなるツールだからです。ツールであれば、基本的な使用方法だけを最初にさらっと覚えて、あとは使いながら覚える方法が、効率的です。

たとえば、エクセルは非常に便利なツールです。
エクセルを使いこなせるようになる為には2通りのアプローチがあります。

1)教本に沿って、使用方法を学ぶ
・学校的な学習アプローチで、学びそのものは退屈なものです。
・体系的にゼロから100まで学べますが時間が掛かります。
・学んだ多くの関数は実際には使用しないことが多い。そして使わなければ忘れます。

2)実際に操作しながら、分からないところだけインターネットで検索していく
・最短時間で成果物の作成が可能。
・成果物を作成するという明確なゴールがあるので、やるべき事が明確です。
・必要な機能だけを調べれば良いので極めて効率的。
・実践を繰り返していると、使用頻度の多い機能があることが肌感覚として分かる。
・使用頻度が多い=重要な機能。よって重要な機能から自動的に記憶できる。

私は仕事でエクセルを使う事が多いので、教本を買った事もあるのですが、失敗に終わりました。
読む時間がない。読んでも不要の情報が多い。必要な情報を探すのに時間を要する。などのデメリットがありました。
今はエクセルを使っている最中に分からないところだけネット検索して済ませていますが、この方法で十分でした。それどころか、この方法のほうがエクセルが使いこなせるようになるということに気がつきました。副次的な効果として、調べたい情報をすばやくネットから取り込む力も身につきます。

これと全く同じ事が英語にもいえます。オンライン英会話などを利用してまずは話す。うまく言えなかった文章について、どう言えば良かったのかを自分で調べるなり、講師から教えてもらうなりして、また話す。この実践の繰り返しにより最短時間で力が身につきます。
唯一エクセルの例と違う点は、英語はコミュニケーションの相手が必要なので、恥を克服する事でしょうか。実はこれは慣れの問題で、最初はしばらく恥をかきますが、そのうちなんとも思わなくなってきます。

間違ったアプローチとまでは言いませんが、私の身の回りの挫折する方々の方法としては、自分で勉強してある程度できるようになってから、実践の場に出ようというやり方です。自学による英語の習得は非常に時間が掛かるので、「ある程度できる」ようになるまでの間に挫折しがちです。

ですので、確率の高い挫折を回避するためにも英語の勉強自体を主目的にすべきではありません。
言い換えれば、会話の実践の中で、必要に応じて効率よく身につけるべきです。

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4月 27日, 2016